友人にかなり大きな遺産相続の話が出てきたようです。
有名なビューティーサロンの創業者だった独身の叔母さんが亡くなったのですが、生前から可愛がっていた彼にも遺産を分けるよう、遺言を残していたとのこと。
全くうらやましい限りです。
しかし、相続人の一人が行方知れずで遺産分割がストップしているらしい。
もう十年以上前に出奔したきり、全然音信不通だそうです。
友人は困り果てていました。
相続人が全員揃って分割案に判をつかないと遺産分割はできません。
死んでるなら死亡証明があれば進められますが、生死不明ではダメです。
行方知れずの相続人が見つかるまでは遺産は塩漬けです。
売却換金することも、相続人の間で分け合うこともできません。
その間にも固定資産税はかかってきますし、家が焼失したり、株が暴落して資産が目減りするリスクもあります。
私は、相続人で費用を分担して、興信所に探してもらったら、とアドバイスしました。
たしかにまとまったお金はかかりますが、遺産分割が進められたら、そこから回収すればいいのです。
遺産に比べたら微々たるお金です。
もしこのアドバイスが効いて遺産分割が早期に進められたなら、彼に何か御馳走してもらおうと思います。